「介護支援専門員は国家資格だった」と先日のブログで書きました。
その流れで、、、という訳ではないのですが、
介護支援専門員の仕事って利用される方々の生活全般に関わる仕事なんです。
つまり「ソーシャルワーカー」なんですね。
でも、介護支援専門員=ケアプランを作成する人というイメージがあります。
ケアプランを作成するということは、利用者の生活歴や現病歴、現在どのような事が困っているかなどを聞き取り、その利用者の望む生活が実現できるよう支援をすること。(かなり簡略化しておりますが、、、)
介護支援専門員の受験資格には、医師、看護師、理学療法士等セラピスト、介護職、社会福祉士などの相談支援業務従事者などで経験のある方です。
育ってきた(経験してきた)環境が違うんですね。
利用者さんからしたら、過去の職種はあまり関係なく、今困っていることに対して対応してくれるケアマネジャーが必要です。
介護支援専門員の試験を受け、合格したのち研修を数日行うのですが、
その数日だけで皆が共通の知識を得られるか、、、と言ったら、なかなか難しいのでは?と、
実際に受講して感じておりました。
私自身は社会福祉士が福祉職に携わった最初の資格で、ソーシャルワークを学んできたので、ケアマネジメントを学ぶにあたって、大きな壁を感じることは少なかったです。
「ソーシャルワークを行う手法の一つとしてケアマネジメントがある」
というイメージでした。
研修では利用者への介入からICFの考え方、ケアプラン作成手法などを学びましたが、
ケアマネジメントを行うにはICFを用いて根拠ある支援をしていくことが大切とのこと。
ICF=国際生活機能分類で、
障害の有無を問わずに、また国や地域を問わずに適用できる、「人の健康状況や健康に関する状況、障害の状況などを記述すること」を目的とした分類
です。
「ICF、、、確か学校で習ったなぁ。あと歩行訓練士の時か、、、。」
と過去の記憶を思い出しながら学びなおしました。
介護保険創設期には、
「お母さんがお風呂に困っているから、デイサービスに通いましょう」とその人となりの情報を集めずにサービスありきでケアプランの作成を進めていたことも多かったそうです。
緊急性がある時などは、一からICFを作成してプラン作成をするなどできませんので、即対応が必要でしょう。
しかし、ICF作成の理由としては、
「サービスありきのケアプランにしてはいけませんよ」
ということ。
前職ではリハビリ職と関わる事が多かったため、ICFの考え方に触れることが多く、大変勉強になりましたし、同時に今までICFの考え方を重要視してこなかったことを大いに反省いたしました。
ちょっと長くなってきたので、続きはまた今度にしようと思います。
コメント